2023.11.10
現場のブログ

豊橋市と豊川市の皆様、セメントを使わない伝統墓相学の墓石~前編

弊社お客様の墓石の工事のご紹介です、豊川市内の曹洞宗のご寺院墓地で平安時代から受け継がれている五輪塔系(墓相墓)の昔ながらの墓石の現場工事の様子です。この墓地の殆どは、この墓相墓で建てられています。

この墓地は、8寸3段型の先祖墓やオリジナルなデザイン西洋型が主流の中、昭和時代に一世風靡した墓相墓の建立

下の図面は、今回の墓石工事のご契約図面です、昔から決められた墓地内配置場所や工事方法などを出来るだけ忠実に完成致します。


この墓石は、現代の墓石で欠かせない耐震施工を始めセメントや補強金具など人工的な材料は極力使わない等、いにしえの平安時代の状況に近い工事方法での墓づくりです。墓石の真下には、唯一石の骨箱を設置して、将来お骨が埋葬されます。

この曹洞宗のご寺院の墓地の殆どが、平安時代より受け継がれてきた五輪塔の墓石やその流れを汲む戒名墓(墓相墓)です。東三河地方の墓地の中で、近年では珍しい五輪塔を主体とした墓地と言えましょう。五輪塔の由来は平安時代にさかのぼり、鎌倉時代に全国に普及したと考えられます。その後江戸時代に庶民にも五輪塔づくりが広まり、この地方では、昭和の時代には一代ブ-ムがあり各地域の墓地に建立されました。一方、明治時代頃からは墓地も狭くなり経済的な理由も加味され、1つの家には1つの墓石の建立の新たな考え方で、いわゆる和型の先祖墓が建立され瞬く間に主流になり、現在では新たに個性的な西洋型モニュメント墓が主流に成りつつあります。この為、伝統的な五輪塔由来の墓石を殆ど見かけなくなりました。

【目次】
1.平安時代から受け継がれている形と工事方法で、人工的なセメントを使用せず仏教原点の墓相学の墓石のご紹介~前編      

平安時代から受け継がれている形と工事方法で、人工的なセメントを使用せず仏教原点の墓相学の墓石のご紹介~前編

下の写真の様に、赤土の墓地の中心ほどに石の骨箱を設置致します。。

この自然に近い埋葬方法を今日に受け継がれてきたのが、五輪塔を建てる考え方の【墓相学】で、お墓の向きや形などが家庭円満や運気向上、健康長寿、子孫繁栄などに影響を及ぼすという考えを持つ占いの一種です。この考え方を継承されているこのご寺院の墓地に、この墓石を建立致します。

墓石工事前の現状の墓地で、墓地の中央には新しい墓石と左側には墓誌が増設されます。

下の写真の様に、宝篋印塔の移設後の基礎を造っています。

 

下の写真の様に、向かって右側には移設後の宝篋印塔が設置され、その左側には新しい先祖墓が設置される予定で、その先祖墓の真下の石の骨箱が見えています。これらの墓石は、現代の施工方法とは全く異なり、セメントなどの人工物は極力使用せず、自然のままに建立することを大事としています。勿論、耐震施工などの対策は無用の考え方です。

これらの墓石は、現代の耐震施工などの人工的な接着剤やモルタルなどは極力使用せず、いにしえより伝承されている自然に近い墓づくりを大事とする考えで建立されています。

石の骨箱の下は元土と直結しており、お骨はゆっくりと地に帰られます。

この石の骨箱の底はなく、元土でお骨はゆっくり地に戻られます。この墓地の土は赤土で墓相学で縁起が良い土とされています。先のご案内の様に、セメントや金具などの人工物は使わない為、強度には問題がありますがそのまま台座石を設置致します。

今回の墓石工事は、自然に近い伝統技法に基づき、あえてセメントや補強金具を使用しない簡易的な工事方法で墓石建立を致しました。

今日の墓石工事はここまでです、後日、墓誌や墓石本体を設置して墓石工事が完了致します。

 


宜しけれは、弊社ホ-ムペ-ジ内、墓石の施工・納品事例もご覧ください。

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